GRAUは、シンガポールを拠点とする独立系のデザインオフィスで、主に住宅のインテリアを手がけています。
私たちのアプローチは、空間を理解することから始まります。その比率や既存の条件、動線、光、そしてそこでどのように暮らされるのかを見つめます。
特定の美学を追い求めるのではなく、プロジェクトごとの明晰さを探ります。建築的な要素、素材、ディテールを、考え抜かれたひとつの全体の一部として育て、意図がありながらも、自然に身を置ける空間をつくります。
GRAUは、お受けする依頼の数を限っています。そうすることで、最初のコンセプトから実現まで、ひとつひとつのプロジェクトを丁寧に育てることができます。
GRAUという名は、光のない状態で知覚される固有の灰色、アイゲングラウ(eigengrau)に由来します。
創造は、動くことから始まる必要はない、という考えを映しています。静けさのなかでも、心は観察し、想像し、アイデアが目に見える形になる前に、その輪郭を与え続けています。
どのプロジェクトも、既存の条件、空間と空間のあいだの動き、光のありよう、そしてそこに暮らす人々の営みを見つめることから始まります。
あらかじめ決められた美学を目指すのではなく、GRAUはそれぞれの場所に固有の空間言語を築こうとします。プロポーション、動線、そして開放感と囲われ感の関係が土台となり、その上に素材とディテールが育まれていきます。
要素は意図をもって取り入れられ、建築、家具、そしてそのあいだの空間が、考え抜かれたひとつの全体として存在することを可能にします。
同じだけ、つくられないままにあるものにも関心を寄せています。抑制、移ろいの静けさ、そして空間に呼吸する余白を与えたときに生まれる可能性に。